ポストコロナを見据えた新しい生活様式を取り入れる!グリーン住宅ポイント制度を活用しよう

マスクをする女の子

新型コロナウイルス感染症の影響で、経済から生活スタイルまで大きな影響を受けた日本。
私たちの暮らしは、2019年以前とはガラッと変化しましたよね。

その動きをとらえて、国や委託業者はポストコロナに向けた準備をしています。今回は、コロナ対策やそれにともなう生活様式の観点から、新しい経済対策であるグリーン住宅ポイント制度を紹介していきます。
将来を見据えた住宅投資をすることで、明るい生活を取り戻していきましょう。

※本記事は令和2年度第3次補正予算案に盛り込まれた内容を、2021年1月7日時点で調査したものです。今後の国会の予算成立により、制度内容が多少変更する場合があります。
※参照:国土交通省「グリーン住宅ポイント制度を創設します!」

コロナ禍で新生活を取り入れるなら、グリーン住宅ポイント制度をチェック

PC作業中の男性

新型コロナウイルスの影響で、今までの自分の生活や生き方・価値観を振り返る機会が増えた人も多いのではないでしょうか。

そんな中で、暮らし方を重視しはじめると、住まいの問題は切っても切り離せない関係にあります。
とはいえ、住宅投資は安価ではないため、少しためらってしまうこともありますよね。
理想の暮らしを考え始めたなら、国の新たな経済対策である「グリーン住宅ポイント制度」をぜひチェックしてみてください

【グリーン住宅ポイント制度とは?】
グリーン住宅ポイント制度とは、省エネ・バリアフリーなどの一定の住宅条件や、地方移住などの要件などを満たすことで、最大100万円相当のポイントがもらえる制度です。付与されたポイントは、「新たな日常」や子育てなどに関わる商品や、一定要件の追加工事に使用できます。

制度の対象になる住宅投資は、2020年12月15日~2021年10月31日の期間に、工事請負契約や売買契約を締結したものです。

▶グリーン住宅ポイント制度の期間や対象住宅をもっと知りたい方はこちら

ポストコロナを見据えた生活スタイルをお得に取り入れる方法

日常生活を表すイラスト

グリーン住宅ポイント制度を活用して、新しい生活を賢く取り入れていく方法を紹介していきます。

コロナ対策・ポストコロナの視点で活用できる制度内容は、以下が挙げられます。

  • 【移住】空き家バンク登録住宅の購入
  • 【移住】東京圏から出て、既存住宅を購入
  • 【移住】本当に住みたい場所に、住宅を新築する
  • 【リフォーム】過ごしやすく、環境にやさしい家へ改築
  • 【商品交換】制度ポイントを使って「新たな日常」に関わる商品を獲得
  • 【追加工事】制度ポイントを使って「新たな日常」に向けて工事

ひとつずつチェックしていきましょう。
※各条件の該当者は、必要書類をそろえて申請をすることで制度を使用できます。

【移住】空き家バンク登録住宅を購入

「一軒家でのテレワークを実現したい!」「田舎へ移住したい!」と考えている人におすすめの制度内容です。

以下の全ての条件を満たしていると、1戸につき30万ポイント(住宅除却をともなう場合は45万ポイント)が付与されます。

  • 空き家バンクに登録されている住宅
  • 地方公共団体がグリーン住宅ポイント制度の対象として認めた住宅
  • 住宅の売買契約金額が税込100万円以上

具体的にどの空き家が該当するかは、国土交通省のホームページから準備が整いしだい発表されます。

【移住】人の多い東京圏から出て、既存住宅を購入

「リモートワークが定着してきたから、東京を離れてもいいかも」「都心から離れた生活にあこがれている」という人におすすめの制度内容です。

以下の全ての条件を満たしていると、1戸につき30万ポイント(住宅除却をともなう場合は45万ポイント)が付与されます。

  • 2020年12月15日以降に東京圏から東京圏以外の地域に移住する
  • 東京圏以外の地域への移住日から直近1年間、連続して東京23区に住んでいる(※1)か、東京圏から23区内に通勤している(※2)
  • 東京圏以外の地域への移住日から直近10年の間に通算5年以上、上記の(※1、2)に該当する
  • 東京圏以外の地域で住宅を取得して、5年以上住む意思がある

ここで挙げている「東京圏」は東京・埼玉・千葉・神奈川のことを指しますが、一部の「条件不利地域」は含みません。

【移住】本当に住みたい場所に、住宅を新築する

「理想の地域に定住したい」「新築住宅を、環境にやさしい家にしたい」と考えている人におすすめの制度内容です。

以下のいずれかの条件を満たしていると、1戸につき30~40万ポイント(特例に該当する場合は100万ポイント)が付与されます。

  • 新築住宅に高い省エネ機能がある(ZEH・性能向上計画認定住宅・認定低炭素建築物・認定長期有料住宅)
  • 新築住宅に一定の省エネ性能がある(断熱等級4級で一時エネ等級4以上)

【リフォーム】本当に過ごしやすく、環境にやさしい家へ改築

「いまの家を、家族にとってもっと暮らしやすい場所にしたい」と思っている人におすすめの制度内容です。

下記いずれかのリフォームや投資をすると、1戸につき最大30万ポイント(若者・子育て世帯や安心R住宅のリフォームの場合は、最大45万ポイント)が付与されます。

  • 断熱改修
  • エコ住宅設備
  • 耐震改修
  • バリアフリー改修
  • リフォーム瑕疵保険へ加入

各工事には、細かな対象範囲や規模が決められています。
契約前に、施工業者と確認しておきましょう。

【商品交換】制度ポイントを使って「新たな日常」に関わる商品を獲得

上記の工事で取得したポイントは、一定要件の商品へ交換ができます

交換できる商品の概要は、以下の通りです。

  • 「新たな日常」に役立つ商品
  • 省エネ・環境配慮に優れている商品
  • 防災関連の商品
  • 健康関連の商品
  • 家事負担の軽減に役立つ商品
  • 子育て関連の商品
  • 地域振興に役立つ商品

具体的な商品内容は、制度が整いしだい、国土交通省のホームページやecoるのサイトにて確認できます。
ポストコロナの生活に思いっきり活用してみてくださいね。

【追加工事】制度ポイントを使って「新たな日常」に向けて工事

また、グリーン住宅ポイント制度で取得したポイントは、業者が関わる一定の追加工事の支払いにも充てられます
ポイント使用できるのは、「新たな日常」や防災にかかわる追加工事です(ただし、分離発注は対象外)

「新たな日常」に関係するものとしては、以下が挙げられます。

  • ワークスペースの設置
  • 音環境の向上
  • 空気環境の向上
  • 菌・ウイルスの拡散防止
  • 家事負担の軽減

ポイントを使えば、お得に工事を発注して、快適な環境を整えることができますね。

まとめ

PC作業中の女性

グリーン住宅ポイント制度を使って、ポストコロナの生活を快適にする方法を紹介してきました。
この制度は経済対策のための期間限定のものですが、発注側・受注側にとっても非常にうれしい内容がそろっています。
投資額の大きい新築だけではなく、リフォームにも活用できるのがポイントです。
この機会に、制度を使って新しい生活を上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。