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2020~2022年に住宅の新築やリフォームをするなら、必ずチェックしておくべきなのが「グリーン住宅ポイント制度」です。
一定の省エネ性能を有する住宅の新築・リフォームなどをした方は、グリーン住宅ポイント制度を活用すれば、商品や追加工事と交換できるポイントを発行することができます。
とはいえ、ただ工事をしただけではポイントをもらうことはできません。
しかるべき期間内にポイント発行申請や対象工事を完了する必要があります。
そこで今回は、
- ポイント発行はいつから申請できるの?
- ポイントを交換できるのはいつから?
と疑問に思っている方に向けて、制度の各期限をご案内していきます。
「うっかり申請に間に合わなかった」ということのないよう、関係事業者ともよく話し合っておきましょう。
グリーン住宅ポイントの申請はいつからいつまで?
<事前にチェック / 制度概要をすでにご存知の方は飛ばし読みしてください> グリーン住宅ポイント制度は、2020年12月15日〜2021年10月31日の期間に工事請負契約もしくは不動産売買契約をした人が対象です。 また、申請は以下の4つに大きくカテゴリー分けされています。 ・新築住宅の建築 ・購入既存住宅の購入 ・リフォーム ・賃貸住宅の建築 (詳細条件については、ecoるの記事「グリーン住宅ポイント制度の対象工事を確認しよう!【2021年】」もご確認ください) |
対象となる契約を済ませたら、グリーン住宅ポイント事務局へポイント発行申請をします。
ポイント発行の申請スタートは2021年3月29日
グリーン住宅ポイントの発行申請は、2021年3月29日から受付開始しています。
申請の手段は以下の3つです。
- 受付窓口(全国各地の建設事務所や労働組合など)
- 郵送(「赤羽郵便局 私書箱22号 グリーン住宅ポイント 申請受付係 行」)
- オンライン(アカウント取得が必要)
申請カテゴリーと、工事完了前・完了後のどちらの時期に申請するかによって、そろえる書類が異なります。
すでに申請受付が開始しているため、早めの準備が必要です。
ポイント発行の申請締め切りは「遅くとも」2021年10月31日 ⇒ [延長決定] 2021年11月30日
グリーン住宅ポイントの発行申請は、最長でも2021年10月31日 ⇒ [延長決定] 2021年11月30日(オンライン申請は2021年12月15日)までの受付です。
ただし、この期限はあくまでも目安の期限です。
※注意※ 制度予算の都合上、ポイント発行申請の締め切りは予定より早まる場合もあります。お得なポイント制度なので、申請する人が多ければそのぶん申請期限が短くなるということです。 ポイント発行の実施状況は、グリーン住宅ポイント制度のページからその都度把握ができます。 ちなみに、令和3年(2021年)4月末までに、新築やリフォームなど合わせて全1,171戸が受付を済ませており、8931.8万ポイントがすでに発行されています。 |
グリーン住宅ポイントが発行されるのはいつから?
申請者(または代理申請者)がポイント発行申請をすると、グリーン住宅ポイント事務局からポイントが発行されます。
事務局の審査後にポイントが付与される
ポイント発行申請をしたのち、グリーン住宅ポイント事務局の審査に通過しだい、ポイントが正式に発行・付与されます。
工事要件に満たなかったり、提出書類に不足があったりするときはポイントを発行できないので注意してください。
工事完了前にポイントをもらうことも可能(注意点あり)
工事完了前申請が可能なカテゴリーの場合、発行申請を済ませれば工事完了前にポイントを発行してもらうことも可能です。
ただし、各工事において2022年1月15日 ⇒ 2022年5月31日までに完了報告をしない場合、利用済みポイント相当額の返金をしなければなりません。
<ポイント発行申請後に、工事などの計画変更があったときは?> 計画の変更などによって、完了報告で報告した工事等に応じたポイントが、すでに利用したポイントを下回った場合、差額の返金が必要です。 <追加工事でポイントを使ったときは?> 発行ポイントを追加工事に使用した場合は、完了報告の審査完了時に振込み金額が確定されます。 (当月の締め日までに追加工事交換の振込金額が確定したら、原則的に翌月末営業日に事業者への振込が完了します) |
すべての工事が完了するまでは、ポイントの確定(振込み含む)ができません。
差額を返金しなければいけない可能性もあるので、注意して進行しましょう。
グリーン住宅ポイントの交換はいつから?
グリーン住宅ポイントで交換できるのは、事務局が指定する範囲の追加工事と対象商品です。
※例外:賃貸住宅の建築で申請発行したポイントは、追加工事にのみ使用可能です(商品には交換できません)。
追加工事と商品のどちらに交換するかによって、交換可能時期が異なります。
追加工事にポイント交換する場合の期限
ポイントを追加工事へ使用するには、ポイント発行申請と同時に追加工事交換申請(※)をおこないます。
(※)代理申請者となる事業者が、ポイント発行申請書と共に追加工事交換申請書などの書類を提出します。追加工事を申請者本人が手続きすることはできません。
つまり、追加工事との交換期限=ポイント発行の申請期限ということです。
遅くとも2021年10月31日 ⇒ [延長決定]2021年11月30日(オンライン申請は2021年12月15日)までに完了させなければなりません。
また、追加工事が完了したら2022年1月15日 ⇒ 2022年5月31日までに完了報告することが必須です。
商品にポイント交換する場合の期限
ポイントを商品に交換できるのは、ポイント発行をしてから2022年1月15日 ⇒ 2022年2月15日までです。
期限を過ぎると、ポイントは失効してしまいます。
ポイントは1度にまとめて交換するだけでなく、使用範囲内であれば複数回に分けて交換ができます。
ポイントを発行したら、まずは交換商品一覧から気になるものをメモしておくとよいでしょう。
まとめ
グリーン住宅ポイント制度のさまざまな期限について紹介してきました。
記事の要点をまとめると、以下の通りです。
- ポイント発行申請は2021年3月29日~
2021年10月31日⇒ [延長決定] 2021年11月30日(オンライン申請は2021年12月15日)※予定。 - ポイント発行申請は早めに締め切る可能性もある。
- ポイントはグリーン住宅ポイント事務局の審査後に付与される。
- 追加工事への交換期限は遅くとも
2021年10月31日(予定)⇒ [延長決定] 2021年11月30日(オンライン申請は2021年12月15日)※予定。 。 - 商品への交換期限は
2022年1月15日⇒ 2022年2月15日。
特に、ポイント発行申請の期限は変更される可能性もあるので注意が必要です。
早めに書類を準備して、お得なポイントをもらえるように手続きを進めていってください。